ドローンの操縦士になる方法について紹介します。
ドローン操縦士とは
ドローン操縦士はDPA認定校にて技術、知識を習得し、認定資格の試験に合格した方のことを言います。
ドローンを飛行させる状況、条件により、認定資格が異なります。
ドローンを飛行させる状況、条件とは、ドローンが目視できるのか?目視できないのか?また、無人エリアでの飛行なのか?有人エリアでの飛行なのか?によって異なります。
一般の方が私的に200g以上のドローンを飛行させる場合の認定資格は回転翼3級に該当します。
ドローン操縦士の資格
ドローン操縦士の資格は企業や個人会員が、最先端で安全なドローン活用を実現するため2016年から資格認定制度が始まりました。
ドローン操縦士の資格は適正要件をクリアし、ドローンについての知識、技術を取得し、試験に合格することでドローン操縦士の認定資格を習得できます。
認定資格に適応するドローン
ドローンと言っても、大きさや飛行高度など、遊びで飛ばすドローンと商業用に飛行させるドローンでは資格の有無が異なります。
こちらで紹介しているドローン操縦士の認定制度に適応されるドローンは、機体重量200g以上(本体およびバッテリー重量)、高度150メートル未満を飛行させる場合のドローンです。
ですので、DJIのファントムクラスを飛行させる場合などが認定制度に該当するドローンとなります。
認定資格の種類
ドローン操縦士の認定資格には種類があり、ドローンを操縦する方を対象とした認定資格と、インストラクターとしての技術、知識を持つ方を対象とした認定資格の2種類があります。
ドローンを飛行させて活躍される方は、操縦士資格を、さらに上の知識、技術を持ちたい方はインストラクター資格が用意されています。
操縦士資格
操縦士資格とは、回転翼航空機の飛行に必要な基礎知識と操縦する基本技術を持っている方を認定した資格です。
操縦士資格には飛行レベルにより3等級の資格が用意されています。
インストラクター資格
インストラクター資格とは、回転翼航空機の実地を講習するための技能と、座学・実地を講習する際に必要な基礎知識を持っている方を認定した資格です。
インストラクター資格も飛行レベルにより3等級の資格が用意されています。
資格の分類
操縦士の資格は飛行レベル、飛行状況、飛行エリアなど、ドローンを飛行させる状況により資格のレベルが異なります。
回転翼3級
回転翼3級はドローンを目視できる状況下で飛行させる場合の認定資格です。
一般の方が一番利用するであろう状況下でのドローンの操縦士認定資格です。
回転翼2級
回転翼2級は目視できない状況のドローンを無人エリアで飛行させる場合の認定資格です。
ドローンは数キロ先まで飛行させることができますので、そういった場合に無人エリアなら回転翼2級の認定資格が必要となります。
回転翼1級
回転翼1級は目視できない状況のドローンを有人エリアで飛行させる場合の認定資格です。
目視できない有人エリアでの飛行となりますので、当然ながらドローンの資格認定の中で一番難しい認定資格となります。
資格の分類比較表
ドローン操縦士の認定資格について比較表にまとめました。
ご自身がどの認定資格を取得すればよいのか?確認してください。
飛行レベル | 飛行状況 | 飛行エリア | 操縦士 | インストラクター |
レベル1、2 | 目視可能 | – | 回転翼3級 | 回転翼3級 |
レベル3 | 目視外 | 無人エリア | 回転翼2級 | 回転翼2級 |
レベル4 | 目視外 | 有人エリア | 回転翼1級 | 回転翼1級 |
ドローン操縦士の受講資格と要件について
ドローン操縦士になるための要件についてまとめてみました。
ドローン操縦士回転翼3級 資格認定制度
対象 | ドローン操縦初心者 |
適性要件 | 年齢:15歳以上、視力、色覚、身体要件あり |
認定内容 | ・小型無人航空機を安全に飛行させるために必要な基礎知識
・小型無人航空機を安全に操縦する基本技能 |
認定試験実施機関 | 一般社団法人ドローン操縦士協会及び特別会員 |
認定証発行機関 | 一般社団法人ドローン操縦士協会 |
ドローン操縦士回転翼3級 インストラクター資格認定制度
対象 | ドローン操縦上級者 |
適性要件 | 年齢:18歳以上、視力、色覚、身体要件あり |
認定内容 | ・ドローン操縦士回転翼三級の実地を講習するための技能
・ドローン操縦士回転翼三級の座学、実地を講習する際に必要な基礎知識 |
認定試験実施機関 | 一般社団法人ドローン操縦士協会及び特別会員 |
認定証発行機関 | 一般社団法人ドローン操縦士協会 |
ドローン操縦士の免許取得方法
ドローン操縦士の認定制度の取得の流れについて紹介します。
- JUIDA認定校へ講座の申し込み
- JUIDA認定校にて学科と技術を学び、確認テストで合格をする
- JUIDA技能会員の登録をする
- JUIDAで行われているオンライン動画講座の受講をする
- のちにJUIDAより資格認定と認定証の取得
以上の流れでドローン操縦士の認定制度が完了します。
ドローン操縦士の養成スクール
ドローン操縦士の資格認定を受けるためにはJUIDAの認定校で受講する必要があります。
全国にJUIDA認定スクールがありますので、そちらでドローン操縦士に必要な知識と技術を習得できます。
また、ドローン操縦士の認定スクールでは無料説明会なども行っていますので、まずは説明会、体験会に参加してみることをおすすめします。
ドローン操縦士の試験について
ドローン操縦士の訓練について
ドローン操縦士の活躍の場
ドローン操縦士の認定資格を持っていても、どのような場所で活躍できるのか?不安になりますが、ドローンはこれから活躍する場が増えてくる事業です。
現在ドローンが必要とされる分野をピックアップしてみました。
建築現場
ドローンの活躍が一番期待できる分野として建築現場があります。
老朽化したインフラの点検や建築物の測量、ビルの点検など、人が簡単に入り込めない部分にドローンが変わって活躍できます。
インフラの老朽化は今後全国で問題となってくるため、ドローンが活躍できる分野ではないでしょうか?
ドローンでの測量
ドローン操縦士の活躍の場として空撮での測量があります。
ドローンを飛行させて空撮し、データにして落とし込むことで簡単に測量ができる技術です。
クリエイティブ分野
クリエイティブ分野は、アーティストのPVやライブなど、ドローン独自の視点で空撮できるメリットを生かした分野です。
建築分野よりは需要が狭いかもしれませんが、空撮技術、映像センスが問われる分野です。
人命救助
大型ドローンは長距離の飛行も可能ですので、山岳遭難などの分野で活躍できます。
人命救助は特殊な分野のため、一般の方は入り込むことは難しいかもしれませんが、今後のドローンの成長とともに需要が高まる可能性も秘めています。
ドローン操縦士の求人の探し方
ドローン操縦士の認定を受けるということは、特別な資格を取得していることと同じです。
しかし、現状ではドローン操縦士の求人は正直多くありません。
そこで、ドローン操縦士の資格をお持ちの方の会員制転職サイトがあります。
スカイエージェントは、ドローン操縦士専門の転職サイトのため、集まってくる求人もドローン関連だけです。
ドローン操縦士で活躍したい方はスカイエージェントをチェックしましょう!
ちなみに、スカイエージェントはドローン操縦士の資格がなくても提携のスクールにて資格の取得も可能です!
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